行政書士の年収

行政書士の年収が知りたい!

気合いを入れて国家資格を目指す以上、やはり気になるのが年収だと思います。
行政書士として本当に食べていけるのかどうか?
その見通しを立てることは、絶対に譲れないところでしょう。
行政書士の年収は平均400万~500万円であるといわれています。
しかし独立開業している士業の世界では、平均年収の数値はあまり物差しとしては
役立ちません。
実際、年収1000万円以上を毎年コンスタントに稼いでいる行政書士もたくさんいますし、反対に年収が200万円にも届かない人も少なくないのが現実でしょう。
「35歳銀行員の平均年収は?」とサラリーマンの収入相場を測るようには、
われわれの世界はすんなりいかないのです。

このことは一般には高所得者のイメージのある弁護士にしても、また税理士や中小企業診断士にしてまったく同じことが当てはまります。
それが幸せの証かどうかはわかりませんが、ベンツを乗り回すお金持ちの税理士も
いれば、食べていくのがやっとの弁護士もいるのが実際のところなのです。

みなさんはきっと、『要は実力次第ということか』と思われたことでしょう。
もちろんどんな職業も、成功には能力が大切です。
しかし行政書士の年収差がおのおの出てしまうのは、
私は力の差ばかりが理由ではないと思っています。
行政書士の年収・収入を左右するのは「実力」の差よりむしろ、
「やり方」の差なのです。

私は行政書士で生計を立てるのは簡単だと言うつもりはありません。
しかし、正しいやり方を知り、正しい戦略に基づきそれを守って事務所を運営すれば、誰でも成功できるのが行政書士です。
「正しいやり方を実際に行う」というのが年収を上げるポイントなんです。

そのポイントを少し先回りして見てみましょう。それは、
(1)メインに取り扱う分野・業務をしぼり込む
(2)地域戦略・エリア戦略を立てる
(3)基本の営業方法を決める
(4)先輩事務所との差別化を図る
(5)ひとりで活動する弱さを逆にメリットとしてとらえる
などなどです。

みなさんにはどれも当たり前のことのように思えるかもしれません。
しかしその当たり前のことをきちんと守って実践するのが意外とむずかしかったり
するのです。
ここでは(5)のことだけちょっと解説します。大多数の新人行政書士は、
それ以前は会社員をやっています。
ですから最初はどうしても組織的なものの考え方をしがちです。
営業戦略でも、ついつい大勢の社員で協力して行ってきたやり方を行ってしまうのです。自分ひとりだけで、会社のような動きなどできるはずないのに!
特に開業当初の頃は、そのような意識の転換がきちんとできているかどうかでも
勝敗は分かれます。
そしてそういう小さなことが2年、3年後の大きな年収差の理由に
つながっていくのです。

行政書士の年収にはおのおの差がある。
それは「正しいやり方を実際に行うかどうかで決まる」、ということです。